搭乗する。 2つつながった座席の片方にすでに別の客が座っている。 こいつがでかい声でケータイでしゃべっている。 一応ドアが閉まるまではケータイをつかっててもいいことになってる (国などにより違うが)し、ケータイでやかましくしゃべるのはやめましょう、的な センスすらない国とかもある。でも迷惑にはかわらない。でもまぁ、これはしょうがない。 ところがこいつはさらに、自分の毛布と枕をこっちの座席においたまま。 「あんたのだろう?」といって渡すと、まさに渋々といった感じでまずマクラ(順序は 逆だったかも)だけを受け取り、「これもか?」とさらに渋々、嫌々というふうに 毛布を受け取る。両方共おまえのじゃないか?
さらにこの毛布を真中の肘置きにおいてその上に腕をおくが、 毛布(ビニール袋に入ったまま)は半分近くこちらの座席側にはみ出してる。 「引っ込めろ」と意思表示をすると「なんでそんなこというんだ?」てな顔をする。
座席の真ん中に仕切り版みたいなのがあるのだが、こいつが 腕をはみ出させているため、ちょっとしかこの仕切り版を出すことができない。
なんでここまで自分のことしか考えずに行動できるのか、理解し難い。 食事の時間になると、注文してた「なんとかミール」じゃない、とか 客室乗務員にいっている。どうもそのなんとかミールがないらしいが、 だされたものを引っ込めてはもらわず。しかし、結局食わず。
フライト中に見た映画に鹿賀丈史が出てきた。 数々の役を演じてきた鹿賀丈史だが、個人的には 「ドサ健」以外の何物でもない。 ドサ健の言葉を借りるならば
なんとか教のなんとかミールだかしらねぇが、デブデブデブデブ太りやがって、 自分の体さえまともに座席の中に収めることすらできなくなりやがって。 そのおかげで、どっちが自分の座席だか人様の座席か、そんなことすらわからなく なってやがんだ。お前にできることは食って太って両手両足おっぴろげて いびきかいて寝るだけだ。などといいたくなった。 (上の写真は大分おさまった、言ってみれば最良だった状態。だが 2/3ぐらいを占領している)。
でもこの手の「自分のものと他人のもの」を区別できないのが 日常生活で近くにいるからアタマ痛いのだが...